万葉倶楽部、都に損害賠償も

 年内に豊洲市場への移転が具体化しなかった場合、同市場敷地内で集客施設の開業する予定になっている神奈川県小田原市の「万葉倶楽部」は、事業からの撤退と、都への損害賠償請求を検討しているそうです。

 豊洲市場近くには現在商業施設がありませんが、都は市場の敷地内に集客施設を計画しています。

 その集客施設を請け負う事になっていたのが万葉倶楽部で、2018年には飲食物販棟を、2019年には温泉付きホテルの開業を予定していました。ところが、小池百合子知事が昨年8月に市場移転の延期を決定したため、準備が中断ししたままになっています。

 豊洲市場への移転問題、どうなるのでしょうか?。小池都知事は築地の再活用にも言及して、どうするのかを未だに明言していません。「こう言う事も考えてます」「こうなるかも知れません」という状態で、「こうします」とは断言しないのです。そもそも、「こうだったら移転します、でもこうだったら移転しません」と言う基準さえ示していません。

 なんと言うか、情報を小出しにしながら世論の反応を伺っているような。おかげでいつまでたってもはっきりせず、業者の方がしびれを切らした、と言うわけです。

PL学園高校、高野連を脱退

 日本高校野球連盟の29日発表によると、PL学園野高校から脱退届が提出され、受理したそうです。

 PL学園の野球部と言えば、かつては大阪府における高校野球(硬式)代表の常連校7校、いわゆる私学7強の1校に数えられ、25年連続でプロ選手を輩出した名門中の名門。金石昭人や尾花高夫、木戸克彦、小早川毅彦、吉村禎章、桑田真澄、清原和博、片岡篤史、立浪和義、橋本清、野村弘樹、宮本慎也、入来祐作、今岡誠、坪井智哉、松井稼頭央、大村三郎、福留孝介、今江敏晃、前田健太等多くの選手がプロで活躍、一大勢力を築いていたほどでした。

 しかし、スカウトされた生徒だけが野球部専用寮に入寮する制度が、暴力問題やいじめ、喫煙等の問題が起きるようになります。1986年にはいじめによる死亡事故も起き、1997年と2001年、2008年、2011年、2013年にもそれぞれ暴力沙汰や喫煙問題が発覚。学園側はスカウト制度と野球部専用寮を廃止、学園の運営方針を学業優先に転換したこともあって部員数も減少。更に、学園側が監督就任者に教団への信仰心の高さを求めたことから監督が不在の状態となり、2014年10には部員の募集を停止していました。

 学園側によると、部員募集再開の予定はないという事です。

電通に立ち入り調査

 三田労働基準監督署と東京労働局が14日、女性社員が過労自殺した広告大手の電通に立ち入り調査に入りました。

 自殺した女性社員の勤務状態から、同社では日常的に違法な長時間労働が行われていた疑いが強まり、「過重労働撲滅特別対策班」を含む労働基準監督官らが汐留の本社ビルに入り、労務管理の資料の確認や人事担当者への聞き取りなどを行ったと言う事です。

 関西(大阪市)、京都(京都市)、中部(名古屋市)等3つの支社にも各地の労働局が調査に入っており、立ち入りや聞き取りは今後も断続的に行われる見込みです。

 本社と支社を同時に、しかも抜き打ちで調査というのは異例のことだそうです。しかも、過重労働撲滅特別対策班と言うのは、長時間労働調査の専門部隊。当局が事態を重視している事の現れでしょう。

 自殺した女性社員のツイッターには、休日出勤や、午前4時まで仕事をしていたことが残っており、かなり過酷な状況だったようです。しかも、同社では1991年にも過労自殺が起きており、今回が二人目の自殺者。更に言うと、長時間労働以外にもパワーハラスメントやセクシャルハラスメントも確認されており、電通という会社の社風に問題があった可能性が高いと言わざるを得ません。