イラク駐留アメリカ軍、解散式

 イラクの首都バグダッドで15日に行われた駐留アメリカ軍の解散式で、パネッタ国防長官は「イラクには様々な課題が残っているが、アメリカはイラク国民のそばにいる」と述べ、イラク支援の継続を改めて強調しました。

 この戦争、アメリカ合衆国を主体として、イギリス、オーストラリア、そしてポーランド(工兵部隊のみ派遣)などが加わり、「イラクの自由作戦」の作戦名で2003年3月20日に始まりました。開戦の理由は、イラクが湾岸戦争の停戦条件として受け入れた武装解除に対して、度重なる違反や隠蔽、捜査妨害等の進展義務違反があった事。

 イラク正規軍の抵抗は2003年中に終了、フセイン体制は崩壊しました。しかし、後にイラク国内の治安が悪化。テロ活動が頻発して事実上戦闘は継続、アメリカ軍兵士に多数の死傷者を出していました。

 ブッシュ大統領時代に始めた戦争。当時はまだリーマンショック以前でアメリカの経済も絶好調、ブッシュ大統領は「アメリカは過去のどんな国家よりも強い」と宣言していたほど。戦費はかかっても、まだまだアメリカに余力がありましたが、リーマンショック以降は様相が一変。オバマ大統領は様々な歳出削減策を打ち出し、イラクからの撤退もその一つ。とてもイラクが安全になったとは思えませんが、これ以上続けては戦費でアメリカが傾いてしまうので、無理矢理終わらせた感が強いです。